老後資金作りのための安全で正しい株式投資の方法とは

老後のために資産を作りたいと思っているのならば、必ず取り組んでほしいのが株式投資です。

なぜなら、正しい(難しくない)やり方で時間を身につけて取り組んでいけば、多くの人は利益を出すことが可能だからです。

株と言えば、「怖い、胡散臭い」「素人がうかつに手を出すと損をする、絶対やめたほうがいい」「真面目にコツコツ生きる人には無縁なものだ。」など、とにかく悪いイメージを持っている人が少なくありません。

多くの人は、株式投資というものは頻繁に株を売買することで利ざやを稼ぐことだと思っています。

ですが、それだけではありせん。

10年20年という長いスパンで取り組み、じっくりと資産を増やす方法があるのです。むしろ、それが「本来の投資」といえます。

株で利益を得る方法

企業が資金調達のために発行するのが株式であり、その株式を購入することを「株式投資」といいます。株式を購入した人はその企業の株主となります。

儲かるとか損をするという以前に、企業を所有するのが株式投資です。これはけっこう忘れがちですが、意外と重要な考え方なので覚えていたほうが良いでしょう。

株式投資によって利益を得る方法は主に2つあります。「配当金(インカムゲイン)」と「売却益(キャピタルゲイン)」です。

あなたがトヨタの株主になれば、その見返りとして配当金を受け取ることができます。株を持ち続けている限りは毎年1~2回(業績次第な場合もありますが)、必ずお金が入ってくるのです。

もし株価が上がったときに売れば利益が出ます。株価が下がったときに売れば損をします。しかし、株を手放さない限りは、金銭的に損をすることはありません。ただし、企業が倒産すれば株は紙くず(0円)になってしまいます。

このことを良く理解して株式投資に取り組む必要があります

なぜ、株式投資は儲かる確率が高いのか

たとえばFXというのはゼロサムゲームです。勝つ人がいると負ける人がかならず存在します。しかし、株式投資はプラスサムゲーム。ここに秘密があります。

資本主義経済というのは、基本的に成長し続けるものです。事実、100年前より現在のほうが世界の経済は成長しています。

戦後間もない頃よりも、物価は上がっているし給料だって比べものにならないほどたくさんもらっています。これが何よりの証拠です。

1週間、1ヶ月、下手したら数年単位で考えると株価が下落したままということもありますが、10年20年スパンで見ると、世界の株価は右肩上がりなのです。

ですから、世界全体に投資をすれば、10年後20年後にはほぼ確実に儲かっている、ということになります。

たとえ、途中にリーマン・ショックのような不況の時期があったとしても、必ず盛り返して不況前よりもずっと高い水準へと成長していきます。

世の中はそういうふうに出来ているのです。

ですから、世界全体の経済状況を反映するような商品に投資をすれば、大儲けは出来なかったとしても少しずつ資産を増やすことができるのです。

そして、時間をかければ複利効果によって驚くほどの大金にまで成長していきます。

世界全体に投資する方法は?

世界全体に投資すると言っても、1つずつ会社の株を買って揃えるやり方は非効率です。

投資信託かETFを使います。初心者の方は、投資信託を買えば良いでしょう。

世界中の株価を反映するように作られた商品があるのです。便利な時代です。

全世界に投資する商品はどこの証券会社でも取り扱っています。

たとえば「EXE-i つみたてグローバル株式ファンド」「楽天・全世界株式インデックスファンド」といったものがあります。

株を買うにはどこで買えるの?

株や投資信託を購入するには、証券会社の口座を開きます。

インターネットで無料で申し込むことができます。口座を持つだけなら手数料などもかかりません。

楽天証券かSBI証券を選んでおけば間違いないでしょう。間違っても銀行の窓口に相談などはしないように。ボッタクられて終わります。

もしわからないことが出てきたら、インターネットを使って自分で調べたり書籍を買って勉強しましょう。そうすることが株式投資で儲けるための近道です。