還元率が高い「友の会」を有効活用してお得に買い物をする

友の会

同じ百貨店を何度も利用する人は「友の会」を利用することでお得に買い物をすることができます。

1年間積み立てさえ我慢できれば、貯金したり投資をするよりも遥かに簡単に欲しいものが買えてしまうという素晴らしいシステムが友の会なのです。

12ヶ月間一定金額を積み立てると、積み立てた金額に加えて1カ月のボーナスがつきます。還元率15%の会員カードや金融商品なんてほとんどありません。ものすごくお得です。

1年間の積立で驚異の利率。実質年率15%超え

例えば、毎月1万円を積み立てると、12万円にプラス1万円、合計13万円が戻ってくるのです。これには預貯金のような利子税が一切かかりません

そのままの金額で利率を換算すると実質年率15%を超えるという破壊的な利益率を誇る錬金術です。

実質無料で欲しいものが買える

もし3万円のバッグが欲しいとしたら、毎月3万円積み立てれば1年後には確実に買える(しかも無料で)上に、掛け金は全額戻ってきます。

また、友の会のカードを掲示することで提携しているレストランの割引や、専用サロンの利用、趣味の習い事、カルチャー教室など特別なサービスを受けられるといった特典もあります。

ほとんど金利がつかない銀行にただ預けておくの馬鹿らしくなります。株式投資で結果を出すにはそれなりに勉強しなければなりませんし、たとえうまくいったとしても年率15%の数字を出すのはプロでもほぼ不可能です。

友の会の場合は、自由に使えるお金が増えるわけではないので投資などとは単純な比較はできませんが、「使う予定が決まっている」「欲しいものが決まっている」のであれば非常に優秀な運用術であるといえます。

友の会のデメリット・リスク

ただしリスクもあります。

他の店では役に立たない商品券であることと、撤退や倒産のリスクがあることです。

商品券は他の店では使えない

1年間頑張って積み立て満期を迎えて手に入るのは、入会した百貨店でしか使えない商品券やカードです。

他のお店では使えません

普段から色々なところで買い物をする人にとってはそこまで魅力的ではないでしょう。

倒産・撤退のリスク

もう1つは、撤退や倒産のリスクです。

お気に入りのブランドが撤退することもあるでしょう。その場合、「もったいないから」という理由でたいして欲しくもないものを無理やり買うのでは本末転倒です。

また家の近くの店舗が閉店になって不便になったり、万が一倒産して掛け金が戻ってこないといったことが考えられます。

とはいえ仮に閉店になってしまっても他会社に経営が移れば友の会も引き継がれるでしょうから、掛け金が完全に0になる心配は少ないでしょう。

ただし、やはりノーリスクではないことは理解して利用しましょう。

乗っかる姿勢も大切

このような百貨店の囲い込み作戦をよく思わない人もいますが、お得に買い物をするにはある程度お店に乗っかる姿勢も大事です。

インターネット通販大手のAmazonや楽天のポイントも実際はやっていることは同じようなものですが、事実お得であり便利なことには変わりないのですから。

友の会を利用すると便利な買い物

  • お歳暮・お中元
  • ファッション全般、靴・バッグ
  • 出産・新築祝い
  • 父の日母の日などのお祝い品
  • 子どもや孫のランドセルの購入
  • 化粧品・コスメ

投資をしないなら友の会

ただ貯金しておくのは金利がつきません。

それだけでなく、使われないお金が眠っている状態というのは社会的な損失でもあります。

投資に回して循環させるのが理想ですが、ちょっと踏ん切りがつかないという方は、試しに友の会を検討してみてはいかがでしょうか。