定年退職後の老後生活に足りないお金を計算する方法
数字を入力して老後のお金が足りるかどうか計算してみましょう。
老後資金が足りるか計算
数字は半角で入力して下さい
定年退職までに貯めなければいけないお金の計算
現状を把握することが老後資金を準備の第一歩
純資産額(資産と借金)と毎月の生活費を把握することが、老後資金準備の第一歩です。
この2つをまだやっていない方は、以下のページのツールを使って計算してみて下さい。
老後資金の過不足を計算するには?
総資産
老後資金の原資となるのは主に年金と退職金となります(株の配当金や不動産などの不労所得がない場合)。これに純資産(預貯金や株、不動産などの資産から借金を引いたもの)を加えたものが、老後資金の総額です。
年金の総額=年金額(1年分) × 年金受給年数 。年金受給年数は(現在の年齢 + 平均余命 - 年金受給開始年齢)で計算することができます。
支出の総額
支出の総額=(毎月の生活費×12×定年後の想定余命) となります。
1ヶ月の貯蓄目標額
総資産を総支出が上回れば、当然ながら老後資金は足りないということになります。
- 足りない金額÷定年までの年数=毎年貯めるべき金額
- 毎年貯めるべき金額÷12=1ヶ月に貯めるべき金額
足りないお金の総額が大きいと絶望してしまうかもしれませんが、上の計算によって1ヶ月にいくら貯めていけば良いのかわかれば少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。
大切なのは現状を正確に把握して、目標を定めて今から行動に移すことです。目標がはっきりしているのであれば、むやみに不安を抱く必要はありません。
具体的な数字を知ることで、貯蓄の目標の達成に大きく近づくことができる
実際に数字を入力してみて現時点でプラスになっていれば、特に心配はいりません。この調子で生活していれば大丈夫でしょう。
問題はマイナスになったときです。
このマイナス額=老後までに準備する必要がある金額、となります。
まず最初に考えるべきことは、定年までに資産を増やすことです。マイナスだからとっいてあまり悲観的にならないようにしましょう。むしろ、今ここで現状把握出来たことが何よりもプラスです。
仮に1000万円のマイナスだとしても、定年まで10年あれば毎年100万円を何らかの方法で用意すればよいだけなのですから。
節約は固定費の見直しが最優先
貯蓄を増やすうえで、支出を減らすことは収入を増やすのと同じくらい大切です。
まずまっさきに毎月の生活費の無駄を見直すことで支出の削減ができないか考えてみましょう。
固定電話と携帯電話を見直す
特に通信費は重要です。固定電話+携帯電話+インターネットで月1~2万円取られている人は多いのではないでしょうか。
固定電話を解約すれば月0円、携帯電話を格安SIMに乗り換えれば月1000~2000円ほどに通信料を抑えることができます。これにインターネットが加わりますが、今後の情報収集のために必須なので残しましょう。
インターネットと携帯電話で通信費が月6000円に収まれば、年間の支出は7万2千円です。固定電話+大手携帯電話だと15万円ほどかかっていたものが半額になります。
仮に定年後の暮らしが25年だとすると、7万円×25年=175万円節約できます。1年分の生活費に匹敵する金額です。
自動車
自動車を軽自動車で済ませられないか考えましょう。
歳を取ると、運転する機会はだんだん減っていきます。近所の移動ぐらいなら軽自動車で十分です。
毎月のガソリン代と毎年の自動車税、車検もバカになりません。大型の車であればあるほど負担が大きくなります。
各種保険
医療費のことが心配で保険の保障を手厚くしてしまう人は少なくありません。
しかし、健康保険+高額療養費制度があるので、それほど大きな金額にはならないことがほとんどです。
保険にお金を払うよりも、その分を万が一のとき用として普通預金に入れておいたほうが、融通がきいて何かと便利です。